紙だからこそ、できることがあります。

できないと思っていたことも、紙ならできることがあります。
「吸保水紙」も紙の特性を大きく活かした、画期的な製品です。
江戸時代、日本の望遠鏡はヨーロッパの人たちを驚かせました。西洋の人たちが使っていた重い望遠鏡を、なんと何枚もの和紙を貼り合わせてつくったのです。そして防水のために漆を塗りました。紙製の望遠鏡は金属に比べてはるかに軽く、持ち運びに便利で、しかも耐久性に富んでいたといいます。
紙は現在では新聞や雑誌やノートなどの情報媒体として普及しています。紙には、薄ければ柔らかく厚ければ硬く、貼り合わせればさらに丈夫になるという素材としての特性があります。しかも、紙は環境にやさしい木材パルプという天然素材を原料にしています。紙本来の特性を考えていくと、他の素材ではできないことでも、できることがあります。
私たち日本製紙パピリアが開発した「吸保水紙」もそのひとつ。紙の特性を最大限に高めた製品なのです。

紙には水を吸い取り、膨らむ性質があります。 繊維の離れやすさに着目して「水溶紙」を開発した日本製紙パピリアは、紙の別な特性に注目しました。それは紙の膨潤性です。
テーブルに水がこぼれれば、人は無意識に近くにあるティッシュペーパーを手にとって拭くでしょう。これは水を吸い取る機能を利用したのです。さらに吸い取った水を繊維が膨らんで貯える保水という機能も使っているのです。
この膨潤性をキーテクノロジーとして、日本製紙パピリアは「吸保水紙」を開発しました。
瞬時にして水を吸い取り、保水し、やがてその水を蒸気として放出する紙です。膨潤性を飛躍的に高めたこの「吸保水紙」は、現在様々な用途に用いられています。

膨潤性を応用していけば、他にもできることはたくさんあるはずです。 開発のキーテクノロジーとなった膨潤性を追求していくと、原料の木材パルプにまでいきつきました。繊維1本1本に水を吸わせることで飛躍的に吸保水性が向上しました。
吸保水量が増え、さらに吸水時間の短縮や保水時間の延長も可能になりました。
すべてキーテクノロジーの応用のなせるワザです。
紙としての特性、「吸保水紙」としての機能に様々な技術を付加していけば、その可能性は未知数となります。まだまだ、思いもつかないような使い方があるはずなのです。

様々な発想で、
私たち日本製紙パピリアとともにこの「吸保水紙」の可能性をもっと大きく広げてみませんか?
「吸保水紙」から、多彩な製品が生まれました。しかし、これは日本製紙パピリアだけの技術によってなされたわけではありません。お客様の「こうしたモノはつくれないか?」というご要望があって誕生したのです。私たち日本製紙パピリアとお客様のコラボレーションが、多くの製品を世に送り出したといえます。
これを読んで「これまでいろいろな素材で試してみたけれどできなかった。もしかしたら紙を使えば…」と思ったお客様がいらしたら、ぜひ、メールをください。どんな小さな声にも日本製紙パピリアは耳を傾けます。日本製紙パピリアは、金属の望遠鏡を紙製にするような斬新で画期的な製品開発をしていきます。

Copyright ©2008 NIPPON PAPER PAPYLIA CO.,LTD.