インディアペーパーの特長
インディアペーパーの最大の特長は、薄く、軽く、不透明性が高いことで近年の辞書はかなり薄い用紙が使用されています。インディアペーパーは不透明性を含め印刷適正を備え、さらに平滑性や紙力など、印刷機での作業性を考慮して様々な工夫がなされています。また、辞書をひく時のめくり適正が良い事や、本を開いた時の紙が倒れて辞書が見易くなる様に紙のしなやかさを有しています。
(1)不透明性
インディアペーパーは不透明性を確保するために、二酸化チタン、炭酸カルシウムといった填料を多量に加えています。用紙の表面強度、腰とのバランスを考えて調成を含めて製造方法に独自の技術を用いています。
(2)紙力
インディアペーパーにおいては、坪量が低く、かつ高い填料含有率のため、紙を構成する繊維が少なくなり紙力は低下しますが、印刷・製本などで必要とされる紙力を維持しなくてはなりません。
そこで引裂強さ、引張強さ、耐折強さを高めるためにパルプの配合と適切な調整処理を行っています。
(3)表面強度
印刷される時に、紙の表面が弱ければ、表面にある微細繊維や填料、あるいは塗工層の一部がはぎとられます。インディアペーパーには、多くのピッキング問題が起こりやすい、このため紙の印刷適正をあげるために、サイズプレス塗工を行って表面強度などの改善を行っています。
(4)平滑性
インディアペーパーは辞書、辞典、書籍などに使用されるため厳しい束管理が要求されています。また細かい文字の印刷再現性を確保するために表面を均一で平滑に仕上げています。
