フルノライフベスト株式会社様

耐水紙 オーパーF22MDP を使用した簡易操作マニュアルの印刷

フルノライフベスト株式会社は世界で初めて魚群探知機の実用化に成功した古野電気(株)の100%子会社として1979年に設立されました。

当初はグループ内の保険事業を担っていましたが、それに加えて現在ではオンデマンド高速電子印刷機や製本機を使って親会社の製品マニュアル等の印刷・製本を行っています。
また永年培った経験と技術を活かして古野電気グループ関連会社にとどまらず社外からの注文にもオンデマンド印刷で対応しており新商品の開発にも力を入れています。
今回フルノライフベスト様は、魚群探知機等の簡易操作マニュアルの印刷用紙として《F22MDP》を使用されました。(右写真)
MDPのご採用に至った経緯とそのメリットについて印刷部 小林様にお話を伺いました。

魚群探知機の簡易操作マニュアル。
使われる国(言語)の数でページ数が決まる

F22MDPのご使用に際しては海上での使用に耐えうる環境試験やゼロックスColor800Pressの印字テストを入念に実施したと伺いましたが…

印刷物全般を
統括されている
小林様

古野電気の主力商品である魚群探知機やレーダーは海上で使用しますので、一部のマニュアルは耐水仕様であることが求められます。
以前は、ラミネート加工を外部協力会社に依頼をしていましたが、自社内で製作が出来ないか検討していたところ、オンデマンド印刷が可能な耐水紙オーパーF22MDPの存在を知りました。
また当社はゼロックスのColor800Pressというオンデマンドカラープリンタを導入していますが、用紙選定に際しては耐水性と印字適性となる耐光性や耐摩耗性も含め様々なテストを実施しました。
その結果日本製紙パピリアのF22MDPは耐水性と印字適性共に良好であったことに加えて、面取りや穴開けなどの加工適性も優れていると判断しました。

簡易操作マニュアルはプラスチックリングで綴じられていますが、船上の機器近くに吊り下げられて使用される事が多いのでしょうか?

ユーザー様は詳細が記載された機器マニュアルよりも、ポイントに特化した簡易マニュアルの使用頻度が高く船上に設置された機器の付近にカード化した簡易マニュアルを置いて参照されている事が多いと思います。
また、カード(A4やA5といったサイズ)は安全の為、角をR加工処理しています。これには中層に紙を使ったオーパーは穴あけ加工等も含めて素晴らしい加工性を有していると考えます。

オーパーMDPの特性がとても生かされた用途であるとご評価いただいています。

オンデマンド印刷の優位性

製品マニュアルを印刷するに際してオフセット印刷ではなくオンデマンドで作成する事のメリットをどのように考えていますか?

古野電気の製品は、機器によっては日本以外の様々な国で使われています。
従って製品マニュアルは様々な言語で用意しなければいけませんが、これを従来の製版⇒オフセット印刷⇒加工といった過程ではタイムリーな対応ができません。
古野電気の市場はグローバルで、加えて扱い製品も多品種です。
今後さらにマニュアル等の印刷物も多品種小ロット傾向に推移しますので、オンデマンドは必須であると思います。

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